
英語のリーディングは、勉強法を決めないまま問題集を開くと伸びません。
伸びない原因は、読む時間の短さでも集中力でもありません。
いま読んでいる文章の中に、自分の知らない単語が何語に1語あるかを数えていないことです。
知らない単語の割合が一定の線を越えると、どれだけ丁寧に読んでも内容は取れなくなります。
その線は、大学が公開している論文に数字で出ています。
この記事は、国の基準と大学の公開論文だけでリーディングの勉強法を組み立てました。
使ったのは、次の3つだけです。
- 文部科学省の現行の学習指導要領(外国語)に書かれた、指導する語数と「読むこと」の目標
- ウェリントン・ヴィクトリア大学が公開している、語彙サイズとテキストカバー率の論文
- ブリティッシュ・カウンシルとExtensive Reading Foundationが公開しているリーディングの技能の定義
決めるのは、カバー率・精読と多読の分け方・1日の型の3つ。
そして最初に数えるのは、50語に1語という未知語の線
どれも数字で決められるので、教材を買う前に決まります。
【結論】英語のリーディングの勉強法はカバー率と精読の分け方で決まる
結論から書きます。
リーディングの勉強法で最初に決めるのは、教材の種類ではなくカバー率です。
カバー率とは、読んでいる文章に出てくる語のうち、自分が知っている語の割合のこと。
この数字が98%を下回ると、ほとんどの学習者は内容を十分に取れなくなります。
98%は、50語に1語だけ知らない語がある状態のこと。
ウェリントン・ヴィクトリア大学が公開しているポール・ネイションの論文に、この算出が載っています。
| リーディングで迷うところ | この記事の答え | 数字の出どころ |
|---|---|---|
| どの文章を読むか | 知らない語が50語に1語までの文章 | ウェリントン・ヴィクトリア大学の公開論文 |
| 知らない語が多すぎるとき | 勉強法ではなく読む文章を替える | 同じ論文のカバー率の実験 |
| 学校で習う語数は足りるか | 小学校から高校までで4,000〜5,000語程度 | 文部科学省の学習指導要領 |
| 小説や新聞を読むのに要る語数 | 8,000〜9,000の語族 | ウェリントン・ヴィクトリア大学の公開論文 |
| 読み方は何種類あるか | 必要な情報・概要・要点・詳細の4つ | 文部科学省の学習指導要領 |
| 返り読みをやめる理由 | 試験では1問に45秒しか使えない | IIBCが公開しているTOEICの出題形式 |
表の6行は、このあとの章で1つずつ根拠を出していきます。
勉強法を変えるより先に、いま読んでいる文章のカバー率を数えるほうが速いです。
やることは、1ページ分を選んで知らない語に印を付け、全体の語数で割るだけ。
そこで2%を大きく超えたなら、その文章は今日の自分には向いていません。
読む文章を替えるか、語彙を増やすかの2択になります。
どちらを選ぶかは、締め切りがあるかどうかで決まってきます。
英語のリーディングの勉強法で先に知る語彙のカバー率と語数
カバー率の話は、感覚ではなく実験の数字で出ています。
先に線を知ってから教材を選ぶと、途中で投げ出す回数が減ります。
カバー率98%という線
ポール・ネイションの論文は、カバー率と読解の関係を調べた実験を紹介しています。
文章の中の低頻度語を無意味語に置き換えて、知らない語の割合を人工的に作った実験です。
結果は、割合が下がるほど読めた人が減るという素直な形になりました。
| 文章のカバー率 | 知らない語の割合 | 内容を十分に取れた人 |
|---|---|---|
| 80% | 5語に1語 | 誰も取れなかった |
| 90% | 10語に1語 | ごく少数だけ |
| 95% | 20語に1語 | 少数のまま |
| 98% | 50語に1語 | 多くの学習者が取れる水準として算出 |
| 100% | 知らない語なし | ほとんどが取れた |
注目すべきは、95%でも読めた人が少数だったところです。
20語に1語が分からない文章は、辞書を引きながらでも歯が立たないという結果でした。
同じ論文には、ネイティブスピーカーを対象にした別の研究の引用も載っています。
文章が易しいときは知らない語がほぼ0%、難しいときは2%以上、自分の力と釣り合うときは約1%という整理。
つまり、ちょうどいい難しさの文章でも100語に1語は知らない語が出てくるわけです。
そして論文は、98%あっても読解が楽になるわけではないとも書き添えています。
98%は、楽に読める線ではなく、なんとか内容が取れる最低線だと読むのが正確。
学校で習う語数の合計
では、学校で習う語数はどれくらいなのか。
文部科学省の現行の学習指導要領は、段階ごとに指導する語を数字で書いています。
| 段階 | 学習指導要領に書かれた語 | その段階で足す語数 |
|---|---|---|
| 小学校 | 聞いたり読んだりした語を含む600〜700語程度の語 | 600〜700語程度 |
| 中学校 | 小学校で学習した語に1600〜1800語程度の新語を加えた語 | 1,600〜1,800語程度 |
| 英語コミュニケーションⅠ | 小学校及び中学校で学習した語に400〜600語程度の新語を加えた語 | 400〜600語程度 |
| 英語コミュニケーションⅡ | Ⅰで示す語に700〜950語程度の新語を加えた語 | 700〜950語程度 |
| 英語コミュニケーションⅢ | Ⅱで示す語に700〜950語程度の新語を加えた語 | 700〜950語程度 |
5つの段階を足すと、下限は4,000語、上限は5,000語になります。
高校を出るところまで積み上げても、学習指導要領の語数は4,000〜5,000語程度です。
しかもこれは、英語コミュニケーションⅢまで履修した場合の合計。
Ⅰで止まっている人は、3,000語前後という計算になります。
小説と新聞に要る語数
一方で、生の英語を98%のカバー率で読むには何語が要るのか。
ネイションの論文は、イギリス国立コーパスから作った語族のリストで実際の文章を測っています。
| 読む文章 | 最頻2,000語でのカバー率 | 98%に届くのに要る語彙 |
|---|---|---|
| 小説(5作をまとめた数字) | 87.83% | 8,000〜9,000の語族 |
| 新聞(5紙の数字) | 約83% | 8,000語以上と固有名詞 |
| グレーデッドリーダー1冊(1,000語レベル) | 91.20% | 3,000語と固有名詞で98.86% |
小説をまとめた数字では、4,000語と固有名詞で94.8%までしか届きません。
9,000語と固有名詞でようやく98.24%。
新聞も同じで、4,000語と固有名詞で約95%、98%には8,000語以上が要るという整理です。
ここで、学校の4,000〜5,000語と並べてみてください。
洋書や英字新聞が読めないのは、読み方ではなく語数の不足
必要な語彙は、学校で積み上げた量のおよそ2倍という計算になります。
だから学校英語が終わった直後に原書へ行くと、必ず途中で止まります。
一方、1,000語レベルに語彙を抑えたグレーデッドリーダー1冊は、3,000語と固有名詞で98.86%に届いていました。
学校で習う語数の範囲でも、98%を満たせる文章はちゃんと存在するという意味。
読む文章を選び直すだけで、カバー率は今日から変えられます。
中学で習う語と文法から土台を組み直したい人は、中学英語のやり直しの記事に単元の順番を置いています↓

英語のリーディングの勉強法は精読と多読で役割を分ける
カバー率が分かると、練習を2つに分ける理由も見えてきます。
98%に届かない文章でやる練習と、98%を満たした文章でやる練習は別物です。
前者が精読、後者が多読。
ブリティッシュ・カウンシルは、精読を「学習の目的と課題を持って細かく読むこと」と定義しています。
そして多読は「楽しみのために、そして総合的な読む力を伸ばすために読むこと」という置き方。
Extensive Reading Foundationの説明も、多読を「比較的やさしい本や読み物を大量に読むことをすすめる、言語学習の進め方」としています。
| 比べる点 | 精読 | 多読 |
|---|---|---|
| 使う文章のカバー率 | 98%に届かない | 98%以上 |
| 主な目的 | 文構造と語の意味を正確に取る | 読む速さと読む量を増やす |
| 辞書 | 引く | 引かない |
| 1回に読む長さ | 1段落から1ページ | 1冊または数ページ |
| 伸びるもの | 構文の処理と語彙の精度 | 処理の速さと語彙の定着 |
| 止まる原因 | 難しすぎて1行も進まない | 易しすぎて飽きる |
精読で正確さを作り、多読で速さを作る、という分業になります。
この2つを1つの教材でやろうとすると、どちらも中途半端に終わります。
難しい本を辞書なしで読んでも速さは作れず、易しい本を辞書を引きながら読んでも精度は上がりません。
だから教材は、最初から2冊に分けてしまうほうが早い。
精読用は自分に少し難しいもの、多読用は知らない語が50語に1語までのものです。
比率は、締め切りがある人は精読を多めに、時間に余裕がある人は多読を多めに振ります。
何を先にやって何を後回しにするかから決めたい人は、英語を独学で進める手順の記事が順番から書いてあります↓

英語のリーディングの勉強法で返り読みをやめる読み方
読む速さが上がらない人の多くは、文の後ろから前へ戻って訳しています。
いわゆる返り読みです。
返り読みが起きる原因
返り読みは、癖というより対処の結果として出てきます。
前から読んで意味が取れなかったから、仕方なく戻って日本語の語順に組み替えているわけです。
つまり原因は読み方の側ではなく、文章の側にあることが多い。
カバー率が足りない文章を読んでいる限り、返り読みは止まりません。
知らない語が20語に1語もあれば、前から読んで意味が立ち上がるはずがないからです。
返り読みをやめたいなら、まず文章を98%側へ替えるのが先。
そのうえで、戻らずに読む練習を重ねます。
戻らずに読む3つの手当て
戻らずに読むために、手元でできることが3つあります。
- 意味のかたまりごとに斜線を入れ、そのかたまり単位で前から処理する
- 紙やカードで読み終わった行を隠し、物理的に戻れない状態を作る
- 声に出して読み、音の流れに合わせて前へ進むことを体に入れる
3つとも、理解の精度を上げるためのものではありません。
戻る動作そのものを物理的に取り上げるための工夫です。
そして試験を受ける人には、戻る時間がそもそも用意されていません。
IIBCが公開しているTOEIC Listening & Readingテストの出題形式では、リーディングは75分間で100問。
単純に割ると、1問に使えるのは45秒
内訳は、Part 5の短文穴埋めが30問、Part 6の長文穴埋めが16問、Part 7の読解が一つの文書29問と複数の文書25問です。
45秒の中に、戻って訳し直す余裕は入りません。
返り読みは、試験では時間切れという形で必ず表に出ます。
声に出す練習で前から読む感覚を作りたい人は、英語の音読の効果をまとめた記事で仕組みから確かめられます↓

英語のリーディングの勉強法に入れるスキミングとスキャニング
リーディングは、1つの技能ではありません。
目的によって読む速さも視線の動かし方も変わります。
概要をつかむスキミング
ブリティッシュ・カウンシルは、スキミングを「全体の大まかな意味をつかむために文章を速く読むこと」と定義しています。
同じ説明の中にあるのは、スキミングのときは一語一語を読む必要がないという明言。
全部読まないことが、スキミングでは正しいやり方になります。
新聞やメールを読むときに日常的に使っている技能だという位置づけ。
速さを出させるために、教室では時間を区切った課題として出されるとも書かれています。
練習にするなら、1本の記事に2分だけ時間を与えて、要旨を1行で書き出す形が作れます。
情報を探すスキャニング
スキャニングは「数字や名前などの決まった情報を見つけるために文章を速く読むこと」と定義されています。
例として挙がっているのは、人口の統計を扱った文章から数字を探し、記述の真偽を判定する試験の場面。
読む前に「何を探すか」が決まっているところが、スキミングとの違いです。
TOEICのPart 7で設問を先に読むのがすすめられるのは、この技能を使う問題だから。
探すものが決まっていない状態で本文に入ると、全文を同じ速さで読んで時間が尽きます。
読む前に目的を1つだけ決める
学習指導要領の4つの読み方
国の基準も、読むことを1つの技能として扱っていません。
中学校学習指導要領の「読むこと」の目標は、3つに分かれています。
- 日常的な話題について、簡単な語句や文で書かれたものから必要な情報を読み取ることができるようにする
- 日常的な話題について、簡単な語句や文で書かれた短い文章の概要を捉えることができるようにする
- 社会的な話題について、簡単な語句や文で書かれた短い文章の要点を捉えることができるようにする
必要な情報・概要・要点の3つが、別々の目標として並んでいます。
高等学校の英語コミュニケーションⅡからは、ここに「詳細」が加わって4つ。
国の基準そのものが、目的に応じて読み方を変えることを求めています。
| 読み方 | 何のために読むか | 学習指導要領の言葉 | 読む速さ |
|---|---|---|---|
| スキャニング | 数字や名前など決まった情報を見つける | 必要な情報を読み取る | 速い(探す所だけ読む) |
| スキミング | 全体の大まかな意味をつかむ | 概要を捉える | 速い(一語一語は読まない) |
| 要点をとる読み方 | 書き手が最も言いたいことを取る | 要点を捉える | 中くらい |
| 精読 | 文構造と細部を正確に取る | 詳細を目的に応じて捉える | 遅い |
学習指導要領を並べて読むと、もう1つ分かることがあります。
英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲで変わるのは、読み方の種類ではなく支援の量です。
Ⅰは「多くの支援を活用すれば」、Ⅱは「一定の支援を活用すれば」、Ⅲは「支援をほとんど活用しなくても」という書き方。
上達とは、同じ読み方を支援なしでできるようになることだと定義されています。
だから勉強法としてやることは、辞書や注釈を外す段取りを自分で作ること。
同じ文章を、注釈つきで1回、注釈なしで1回読むだけでも段取りとして成立します。
英語のリーディングの勉強法を1日の型に落とす
ここまでの材料を、30分の型にまとめます。
精読と多読の比率を最初に固定してしまうのがコツ。
平日30分の割り方
平日は、精読10分・多読15分・語の見直し5分で組みます。
| 時間 | やること | 使う文章 | 辞書 |
|---|---|---|---|
| 10分 | 1段落を文構造ごと取り切る | カバー率が98%に届かない文章 | 引く |
| 15分 | 前から戻らずに読み進める | 知らない語が50語に1語までの文章 | 引かない |
| 5分 | 精読で引いた語を見直す | 自分で作った語のメモ | 見るだけ |
精読を先に置くのは、頭が疲れる作業を元気なうちに済ませるためです。
多読を後ろに置くと、読み終わりの気分で机を離れられます。
5分の見直しは、精読で出会った語をその日のうちに1回だけ見る時間。
語彙を増やす作業は、精読の中で出会った語から始めるのがいちばん無駄が出ません。
単語帳を別に1冊増やす前に、自分が実際に詰まった語を回収してください。
週末にまとめてやること
週末は、平日の型では入らないものを入れます。
- 時間を2分に区切って記事の要旨を1行で書き出すスキミングの練習
- 設問を先に読んでから本文に入るスキャニングの練習
- 多読用の文章を1週間分まとめて選び、カバー率を1ページだけ数えておく
- 精読した段落を注釈なしでもう一度読み直す
4つとも、合計で1時間あれば終わります。
とくに3つ目は効き目が大きい作業。
平日に「読む文章を選ぶ」判断が入ると、それだけで机に向かわない日が増えます。
読んだ量の記録
記録するのは、勉強した時間ではありません。
精読した段落の数と、多読で読んだページ数の2つだけで足ります。
時間を記録すると、読めていない日も同じ点数に見えてしまうからです。
数えるのは、前に進んだ量だけにしてください。
平日と休日で時間の作り方から組み直したい人は、社会人の英語の勉強法の記事に1週間の割り方があります↓

声に出す練習を型に足すなら、英語の音読のやり方の記事が1回15分の進め方まで書いてあります↓

英語のリーディングの勉強法は目的で変わる
同じ30分でも、目的が違えば中身の比率が変わります。
よくある3つの目的で分けました。
試験のスコアが要る人
締め切りがある人は、精読を減らしてスキャニングの練習を増やします。
TOEICのリーディングは75分間で100問なので、速さがそのまま点数になるからです。
Part 7の54問は、設問から探す情報を決めてから本文に入る問題。
ここを全文精読で処理すると、確実に時間が足りません。
ただし、語彙が足りないまま速さだけ追っても点は動きません。
カバー率が95%あたりで止まっているなら、先に語を増やすほうが近道です。
スコア帯から逆算して教えてもらいたい人は、TOEIC対策スクールを比較した記事にスコア帯別の選び方があります↓

仕事で英文を読む人
仕事の英文は、分野が狭いかわりに語彙が専門に寄ります。
ネイションの論文でも、新聞は最頻2,000語で約83%しかカバーできていません。
一般語彙だけでは届かないという意味です。
そのかわり、自分の分野の文章は同じ語が繰り返し出てきます。
分野を絞れば、少ない語数でもカバー率は上がります。
精読する文章を自分の仕事のメールや仕様書に替えるのが、もっとも効率のいいやり方。
学校英語をやり直す人
やり直しの人は、多読の比率を上げます。
学習指導要領の語数で見れば、中学校までで触れる語は2,200〜2,500語程度。
1,000語レベルに語彙を抑えた本なら、この範囲で98%に届く余地があります。
文法の参考書と並行するときは、多読側を「知っている文法だけで読める文章」に徹するのが近道です。
文法をやり直しながら難しい文章を読むと、どちらも進みません。
英語のリーディングの勉強法についてよくある質問
英語のリーディングの勉強法は何から始めればいいですか?
いま読んでいる文章のカバー率を数えるところから始めます。
1ページ分を選んで知らない語に印を付け、全体の語数で割るだけで出ます。
50語に1語より多いなら、教材を替えるのが先です。
リーディングで知らない単語は辞書で引くべきですか?
精読では引き、多読では引きません。
ブリティッシュ・カウンシルは、精読を学習の目的と課題を持って細かく読むこと、多読を楽しみと総合的な読む力のために読むことと分けて説明しています。
同じ文章で両方をやろうとすると、どちらも中途半端になります。
英語の洋書を読むには単語をどれくらい覚える必要がありますか?
ウェリントン・ヴィクトリア大学が公開しているネイションの論文では、小説を98%のカバー率で読むのに8,000〜9,000の語族が挙げられています。
新聞も同じ水準で、4,000語と固有名詞では約95%どまり。
学習指導要領の語数は小学校から高校までで4,000〜5,000語程度なので、差を埋める時間が別に要ります。
返り読みはどうすればやめられますか?
先に文章のカバー率を98%側へ替えます。
知らない語が20語に1語ある文章では、前から読んで意味が立ち上がらないので戻るしかなくなります。
そのうえで、読み終わった行を紙で隠して物理的に戻れない状態を作ってください。
スキミングとスキャニングはどう違いますか?
スキミングは全体の大まかな意味をつかむために速く読むことです。
スキャニングは数字や名前などの決まった情報を見つけるために速く読むことで、読む前に探すものが決まっています。
どちらもブリティッシュ・カウンシルが読みの技能として定義しているものです。
リーディングの勉強は1日どのくらい必要ですか?
平日30分でも型になります。
精読10分・多読15分・語の見直し5分で、精読と多読の役割を分けたまま回せます。
記録するのは時間ではなく、精読した段落の数と多読で読んだページ数にしてください。
英語のリーディングの勉強法で最後に決めること
ここまでを1行にすると、リーディングの勉強法は「カバー率→精読と多読の比率→1日の型」の順で決まります。
カバー率は知らない語が50語に1語まで、比率は精読10分と多読15分、型は平日30分。
教材を買い替える前に、いまの文章で知らない語を数えるほうが先です。
そこで2%を大きく超えていたら、勉強法ではなく文章の側を直します。
難しい1冊を精読し切るより、やさしい文章で前から読む回数を増やすほうが先に進みます。
始める前にやっておくこと
最初の30分を始める前に、次の4つを済ませておくと止まりません。
- 手元の文章を1ページ選び、知らない語を数えてカバー率を出す
- 精読用の文章と多読用の文章を、別々に1つずつ決める
- 精読で引いた語を書く場所を1つ決める(メモアプリでも紙でも可)
- 読み終わった行を隠すための紙かカードを1枚用意する
4つとも、合計30分あれば終わります。
そのうえで、多読用の文章は知らない語が50語に1語までのものから選んでください。
参考文献
- 現行の学習指導要領(外国語・抜粋)(文部科学省 公式サイト)
- 中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語編(文部科学省 公式サイト)
- 外国語教育について知る(文部科学省 公式サイト)
- How Large a Vocabulary Is Needed for Reading and Listening?(ウェリントン・ヴィクトリア大学 公式サイト)
- TOEIC Listening & Reading テスト 出題形式(IIBC 公式サイト)
- Skimming(ブリティッシュ・カウンシル 公式サイト)
- Scanning(ブリティッシュ・カウンシル 公式サイト)
- Intensive reading(ブリティッシュ・カウンシル 公式サイト)
- Reading(LearnEnglish)(ブリティッシュ・カウンシル 公式サイト)
- What is Extensive Reading?(Extensive Reading Foundation 公式サイト)
年齢や体力に合わせて量を決めたい人は、シニアの英語学習の始め方の記事が時間の決め方から書いてあります↓

読んだ英語を話す側でも使いたくなったら、初心者の英会話スクールの選び方の記事が入口になります↓


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