
トライズ(TORAIZ)の口コミを検索すると「1年で1,000時間は無理」「料金が高すぎる」「本当に話せるようになるのか」という声が並びます。
ただしその多くは、出典が書かれていない伝聞です。
この記事では、トライズ公式サイトが自分で公表している数字と、公式の受講生の声ページに実名・所属つきで載っている事例だけを根拠にして、よく見かける評判が事実かどうかを1つずつ確認しました。
取材や体験談は含みません。
公式が出していない話は「出ていない」と書いています。
【結論】トライズの口コミは、良い評判も悪い評判も「同じ1つの事実」から出ている
先に結論を書きます。
トライズの評判が真っ二つに割れているのは、スクールの質が不安定だからではありません。
「1日3時間・1年で1,000時間」という学習量の設計を、受け入れられるかどうかで感想が反転しているだけです。
公式のよくあるご質問は、日本人が英語を習得するには最低2,200時間が必要で、学生時代に約1,200時間を終えているため残りは1,000時間である、と説明しています。
この1,000時間を12ヶ月で割った結果が「1日3時間」です。
つまりトライズは、学習量を減らす方向のサービスではありません。
学習量を確保させる方向のサービスです。
ここが合えば「他社と比べて中身が濃い」という口コミになり、合わなければ「しんどい」「高い」という口コミになります。
| よく見る口コミ | 公式データで確認できること | 判定 |
|---|---|---|
| 1年で1,000時間は非現実的 | 公式FAQが「1日3時間・1年で1,000時間」を明記。1年プログラムの継続率は96.1%と公表 | 設計としては事実。ただし継続率は公表されている |
| 英語初心者には無理 | 公式FAQ「53.6%の受講生は入会前は英語初心者」。日本人コーチ担当の初心者向けコースあり | 公式の数字とは食い違う |
| 忙しい社会人には続かない | 公式FAQ「受講生の77.9%はビジネスパーソン」 | 公式は逆の数字を出している |
| 料金が高い | スピーキング本科12ヶ月961,400円(税込・一括払い適用時) | 金額は事実。ただし内訳の確認が必要 |
| 結局オンライン英会話を自分でやるだけ | 公式FAQは「週3回・年間144回の専属ネイティブ・コーチのレッスンを自社で実施」と説明 | 公式の説明とは異なる |
トライズの運営会社は誰か(口コミを読む前に確認しておくところ)
口コミの信頼度を測るには、まず誰が運営しているかを見るのが早いです。
トライズ運営会社情報に載っている内容は次のとおりです。
| 項目 | 公式表記 |
|---|---|
| 会社名 | トライズ株式会社(TORAIZ Inc.) |
| 所在地 | 〒105-0012 東京都港区芝大門2丁目12番9号 SC浜松町ビル2 6階 |
| 設立 | 2006年12月20日 |
| 代表取締役社長 | 三木 雄信 |
| 資本金 | 1億6,250万円(2025年11月現在) |
| 従業員数 | 149名(2025年12月末時点) |
| 事業内容 | 英語教育事業/デジタル教育事業 |
創業者の三木雄信氏は、公式サイトの経歴欄で元ソフトバンク社長室長と紹介されており、トライズは2015年開始と書かれています。
著書として『海外経験ゼロでも時間がなくても「英語は1年」でマスターできる』(2014年・PHP研究所)などが挙げられています。
つまりトライズの「1年で1,000時間」は後から作られた売り文句ではなく、創業前の書籍の時点から一貫している主張です。
ここを知っておくと、口コミにある「学習量を押しつけてくる」という感想の意味が分かりやすくなります。
トライズの「初心者には厳しい」という口コミは、公式の数字と食い違う
検索でよく見かける「トライズは中上級者向け」という評判ですが、公式FAQは真逆の数字を出しています。
- 「53.6%の受講生は、ご入会前は英語初心者の方でした」(公式FAQ)
- 英語初心者専用に、ネイティブではなく日本人コーチがレッスンを担当する「英語初心者コース」を用意
- 受講期間の目安として、初級者は12ヶ月、中級者は6〜12ヶ月、上級者は3〜6ヶ月と明示
実際に公式の受講生の声には、VERSANTスコア21から43へ(弁護士・山本様/11ヶ月)、20から49へ(保険業・歌田憲一様/7ヶ月)、0から41へ(医師・荒川様/10ヶ月)という、明確に初級レンジからの事例が掲載されています。
ただし「初心者でも入れる」と「初心者でも楽」はまったく別の話です。
学習時間の設計は初心者でも1日3時間のままです。
ここを混同した感想が、そのまま「初心者には無理」という口コミになっていると考えられます。
なおVERSANTは英語スピーキングテストで、20点台は片言、40点台で業務上のやり取りが成立し始める水準とされます。
公式FAQも、受講開始時点の平均スコアを35点(片言でたどたどしく話せるレベル)としています。
トライズの受講生の声は捏造されていないか(実名と数字の出方を見た)
口コミ記事で一番あてにならないのが「Aさん(30代・会社員)」形式の匿名体験談です。
トライズの公式ページがどうなっているかを確認しました。
公式の受講生の声ページには、所属企業名や競技名まで出した事例が並んでいます。
ページ上で確認できたものを一部そのまま挙げます。
| 受講者 | VERSANT | 期間 |
|---|---|---|
| 日本代表 プロサッカー選手 守田 英正 選手 | 22 → 36 | 11ヶ月 |
| ロンドン五輪フェンシング銀メダリスト 三宅 諒 選手 | 32 → 48 | 11ヶ月 |
| サントリーホールディングス株式会社 キャリア開発部長 小北様 | 40 → 53 | 9ヶ月 |
| 日本生命保険相互会社 法人開拓戦略室 百瀬様 | 26 → 50 | 6ヶ月 |
| 日本たばこ産業株式会社 RRP開発センター 藤倉様 | 47 → 57 | 6ヶ月 |
| 会社員 兼 ラジオパーソナリティー 岡田様 | 48 → 77 | 12ヶ月 |
実名・所属つきで、しかも伸び幅が小さい事例(41→55、47→57など)も同じページに残しています。
全部が劇的な数字になっていない点は、掲載の信頼度を見るうえで参考になります。
一方で、これは公式が自分で選んで載せている事例です。
全受講生の平均ではありません。
この記事でも「公式が実名で公開している事例がある」までを事実とし、「だから誰でもこうなる」とは書きません。
トライズのGoogle口コミ評価は公式サイトが自分で出している
珍しいことに、トライズは公式の口コミ一覧ページで、各センターのGoogleマイビジネス評価をそのまま掲載し、Googleの口コミページへリンクしています。
掲載されていた評価は、新宿・六本木・日本橋・横浜西口・福岡天神・オンラインが5.0、銀座が4.9、名古屋名駅が4.9、丸の内が4.8前後、大阪梅田が4.8前後でした(2026年9月4日時点)。
ここで大事なのは点数そのものではありません。
自社サイトから第三者プラットフォームの口コミへ直接リンクしている点です。
都合の悪い書き込みも同じ画面に出るため、悪い評判を隠す構造にはなっていません。
口コミを調べるときは、まとめ記事より先にこのページからGoogleへ飛んだほうが早く、しかも自分の通う予定のセンター単位で見られます。
トライズの料金は「高い」という口コミは事実か(公式の金額表で確認)
公式の料金ページに載っている金額は次のとおりです。
いずれも一括払いの特別割引が適用された表示価格です。
| コース | 期間 | 税抜 | 税込 | 一括払い時の月あたり |
|---|---|---|---|---|
| スキルアップコース | 3ヶ月 | 502,120円 | 552,332円 | 167,373円 |
| スピーキング本科 | 6ヶ月 | 708,000円〜 | 778,800円 | 118,000円 |
| スピーキング本科 | 12ヶ月 | 874,000円〜 | 961,400円 | 72,833円 |
| TOEIC L&R対策専用コース | 2ヶ月 | 340,800円 | 374,880円 | 170,400円 |
総額だけを見れば高額です。
ただし公式FAQは、この月額のうち約半分は専属ネイティブ・コーチの英会話レッスン相当だと説明しています。
スピーキング本科では週3回・年間144回のレッスンが料金に含まれる、という内訳です。
また公式は、月払いではなく一括払いにした場合、受講期間に応じて最大37万円の割引が適用されると明記しています。
上の表はその割引後の金額なので、月払いを選ぶと総額は上がります。
ここは口コミではまず語られない部分です。
返金については、受講開始から1ヶ月以内に退会した場合は無条件で全額返金と公式ページに書かれています。
加えて、規定スコアに到達しなかった場合は1回のみ1ヶ月の無料延長という記載もあります(対象の試験・スコアはコースごとに異なる)。
トライズは教育訓練給付制度の対象か
公式サイトのコース一覧には「教育訓練給付制度」の項目があり、対象コースが案内されています。
制度そのものは厚生労働省の教育訓練給付制度で、一般教育訓練給付の場合は入学金と受講料の合計の20%(上限10万円)がハローワークから支給されます。
ただし対象になるかは、コースだけでなく本人の雇用保険の加入期間などの条件で決まります。
金額が大きいぶん影響も大きいので、口コミの「給付が使えるから実質安い」という書き込みを鵜呑みにせず、必ず自分の条件で確認してください。
確認の順番としては、まず公式のコース一覧で対象コースかを見て、次に居住地のハローワークで自分が受給資格を満たすかを聞くのが確実です。
トライズと他の英語コーチングの違いを、公式はどう説明しているか
公式FAQには「トライズと他の英語コーチングスクールは何が違うのか」という項目があり、3点が挙げられています。
要点だけ引くと次のとおりです。
- ゴールの違い=多くのコーチングはサポート中心で学習は受講者か外部オンライン英会話任せ。トライズは自社レッスンを含むトータルパッケージ
- カスタマイズ性の違い=オリジナル教材ではなく市販教材から個別に選定し、学習内容も個別最適化する
- 料金構造の違い=月額約10万円のうち約半分がネイティブ・コーチのレッスン相当という内訳
これはトライズ側の主張であって、第三者の検証ではありません。
ただ「どこにお金を払っているか」を自社で説明している点は、比較検討の材料になります。
また公式FAQは、教材について「オリジナル教材はバリエーションに限度がある」ため市販教材を使うと明記しています。
オリジナル教材を強みにしているスクールとは設計思想が逆なので、ここは好みが分かれるところです。
なお、この記事では他社を良い悪いで評価しません。
設計が違うだけで、どちらが優れているかは目的によって変わります。
トライズの校舎はどこにあるか(通えるかどうかで評判が変わる)
公式のスクール一覧に掲載されているセンターは次のとおりです。
- 東京=六本木/東京丸の内/日本橋/新宿南口/新宿三丁目/銀座/品川
- 神奈川=横浜西口
- 大阪=大阪梅田
- 愛知=名古屋名駅
- 福岡=福岡天神
- オンラインセンター(全国どこからでも受講可)
「通いにくかった」という口コミは、多くの場合この配置の問題です。
地方在住でオンラインセンターを選んだ人と、都心の校舎に通った人では、そもそも受けているサービスの体験が違います。
口コミを読むときは、その人が校舎受講なのかオンライン受講なのかを見てください。
書いていない口コミは、この点で参考になりません。
トライズのTOEIC対策コースの口コミは本科と分けて読む
トライズの口コミには、TOEICスコアの話とスピーキングの話が混在しています。
これは別コースなので分けて読む必要があります。
TOEIC L&R対策プログラムは2ヶ月・374,880円(税込)の短期集中コースで、公式FAQでもスピーキング本科とは別の特化型コースとして扱われています。
公式の受講生の声にも「TOEICスコアが短期で200点以上アップ(480→745/2ヶ月)」という事例が掲載されていますが、これはTOEIC対策側の数字です。
スピーキング本科の成果例(VERSANTの伸び)とは指標そのものが違います。
「トライズはTOEICが伸びない」「トライズは英会話が伸びない」という相反する口コミが同時に存在するのは、多くの場合こういう取り違えが原因です。
トライズのメディア掲載歴は口コミの裏付けになるか
公式サイトのメディア掲載欄には、TBS「サンデー・ジャポン」での紹介(2024年1月28日・2025年4月20日)、『GOETHE』での受講体験談紹介(2025年8月1日)、『CNN ENGLISH EXPRESS』への掲載(2025年8月6日)などが並んでいます。
ただしメディア掲載は「知名度がある」ことの証拠であって、「成果が出る」ことの証拠ではありません。
ここを混ぜて語る口コミ記事は多いので注意してください。
口コミの裏付けとして使えるのは、実名と数値がセットで出ている受講生事例と、第三者プラットフォームであるGoogleの口コミのほうです。
この記事でも、メディア掲載は「公表されている事実」としてだけ扱い、効果の根拠には使っていません。
トライズをおすすめできる人・やめたほうがいい人
ここまでの公式データだけを踏まえて整理します。
| 向いている | 向いていない |
|---|---|
| 1日3時間の学習時間を、生活を組み替えてでも確保する気がある | 週数時間の学習で成果を出したい |
| レッスンとコーチングを1つの契約にまとめたい | サポートだけ欲しくてレッスンは自分で用意したい |
| 初級から始めて話せるところまで一気に持っていきたい | 短期でスコアだけ上げたい(その場合は特化型コース) |
| まとまった金額を一括で払える(割引が大きい) | 分割前提で月々の負担を最小にしたい |
料金が合わない場合、無理に受講する必要はありません。
1ヶ月以内の全額返金制度があるとはいえ、途中でやめる前提の契約は誰の得にもなりません。
迷っている段階なら、まず公式の無料カウンセリングで自分の目標に必要な受講期間を聞き、その期間の金額で判断するのが早いです。
公式は初級者12ヶ月・中級者6〜12ヶ月・上級者3〜6ヶ月という目安を出しているので、いきなり1年で考える必要はありません。
トライズについてよくある質問
トライズの受講期間は必ず1年ですか?
いいえ。
公式FAQは「1年間の学習は必須ではありません」と明記しています。
目安は、英語を話せるようになる目標で初級者12ヶ月・中級者6〜12ヶ月・上級者3〜6ヶ月、プレゼンや会議など特定の英語力向上で3ヶ月、テスト対策でTOEIC2ヶ月・IELTS/TOEFL3ヶ月です。
トライズは英語がまったくできなくても受けられますか?
公式FAQは「53.6%の受講生は入会前は英語初心者」としており、日本人コーチが担当する英語初心者コースも用意されています。
ただし学習時間の設計は同じなので、時間が確保できるかは別途確認してください。
トライズのコンサルタントやコーチは選べますか?
公式FAQは「希望を出すことは可能」としています。
無料カウンセリング時に担当者へ伝える形で、ただし希望に沿えない場合もあると明記されています。
トライズの返金制度はどうなっていますか?
公式の料金ページに、受講開始から1ヶ月以内に退会した場合は無条件で全額返金と記載があります。
加えて規定スコア未達の場合の1ヶ月無料延長保証も案内されていますが、対象試験とスコアはコースごとに異なります。
トライズはオンラインだけでも受けられますか?
公式のスクール一覧にオンラインセンターが掲載されており、全国から受講できます。
無料カウンセリング自体もスクールとオンラインのどちらかを選べます。
トライズの申し込みから開始までどれくらいかかりますか?
公式FAQは「ご入金から初回コンサルティングまで1〜2週間ほど」としています。
センターの状況や希望日程によってはさらにかかる場合があると書かれています。
※本記事の情報はすべてトライズ公式サイトの公開情報にもとづくものです。
料金・コース内容・キャンペーンは変更される場合があります。
最新の情報はトライズ公式サイトでご確認ください(本記事の情報は2026年9月4日時点のものです)。

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